お気に入り登録した商品は、こちらのプルダウンから確認することができます
同一ショップで3289円以上購入時、送料無料
※同時に(一度に)購入した場合のみ適用となります
【 明日14:00 】 までのご注文で翌日お届けに対応。 定休日のご注文は翌営業日の発送となります。(定休日:日曜日, 土曜日, 祝日)
【重要】 交通事情や悪天候などの不可抗力が生じた場合は、商品到着の日時が変更となる場合が御座います。 また年末年始やクリスマスなどの繁忙期は輸送量の増加により【翌日お届け】対応が困難となる場合が御座います。 ※ご希望のご選択がない場合は、値札は外さず発送となります。
レビューはありません。
残り 6 点 430,000円
(903 ポイント還元!)
翌日お届け可(営業日のみ) ※一部地域を除く
お届け日: 12月01日〜指定可 お届け日: (明日14:00のご注文まで)
ページ上部の「お気に入り商品一覧」からご確認頂けます。
30個以上かつ10万円以上のご購入はこちらからお問い合わせください
3,300,000円
33,000円
99,800円
50,000円
80,000円
28,500円
crf250l md44 リアサスペンション
25,000円
ダイハツ ハイゼット トラック 500系 前期 後期 荷台 ロールバー ブラック 新品 リフトアップ 軽トラ カスタム アゲトラ チューブ ジャンボ
60,000円
GUCCI ピアス
20,500円
iPad mini 4世代 128GB
17,000円
■□新潟発 クボタ コンバイン R1-261-SDMLジャンク□■
150,000円
ガルウィングキット エスティマ50系専用
100,000円
ティートンブロス ブレス ジャケット トレラン ランニング アウトドア
16,800円
アンティ・ヌルメスニエミ Antti Nurmesniemi
39,900円
シンヤセキ アルミレザー バッグ 黒 ユニセックス
M_ SLEEVELESS KNIT ドレス
15,400円
430,000円
カートに入れる
世界的に有名な、インドネシア最東端のパプア州(旧イリアンジャヤ州)南西部のアスマット(Asmat)原始美術。その芸術性の高さは、ニューヨークにあるメトロポリタン美術館に「アスマット・コーナー」があることからも窺い知ることができる。プリミティブ・アートは、日本ではまだまだ愛好家そして理解者が少ないが、欧米諸国では、芸術品コレクターにとって『いつの日か、アスマット彫刻を手に入れたい』と、垂涎の的。 写真の『三面太鼓』は、1997年10月にアスマットの中心村アガッツ(Agats)で開催された『アスマット芸術祭』の国際オークションでインドネシア文化宮(GBI)が落札したものです。この彫刻の最大の特色は、その立体的な構造。しかも、アスマット民族の神話に登場する太鼓を中心に据えた、ストーリー性の高い作品です。これまでインドネシア文化宮で展示され続けてきた逸品です。
アスマット地方の神話である「フメリピッツ(創造主で“風の人”の意味)」に拠れば、天から地上に降りてきた創造主は、丸太をくり貫いて男女の像を彫った。次に太鼓を作った。トカゲの皮で覆って、太鼓を打ち鳴らすと、その男女の人形は立ち上がり、リズムに合わせて踊り、歌い始めた。そうして人間としてのアスマット人が誕生した、と。つまり、人間は木から生まれたという神話です。太鼓は母でもあるのです。ちなみにアスマットとは、地元の言葉で「真実の人間」、「我々は木だ」を意味します。木から生まれたと信じるアスマット人は、死ぬと身内の手で木の彫刻になります。この神話に根ざした風習によって、アスマット地方では、彫刻文化が異常に発達したわけです。しかし、木から生まれたと信じるアスマットの人々は、密林との共生を今でも続けています。“森こそわが命の源泉”と考えています。なんとエコロジカルな生き様なんでしょうか。
サイズは高さが約80cm、戦闘楯が描かれた面の最大横幅が約35cm。ワニ&カスワリ(火喰鳥)面が約31cm、石器&女性面が約37cm。トカゲ皮を用いた太鼓面の直径はおよそ16.5cm。但し、皮には約7 X 6mmの虫食い穴が一ヵ所あります。重さは約10kg。重量感のある彫刻です。コンディションは全体的に良好ですが、戦闘楯面の左端の女性の後頭部部分に台座との亀裂があります。
アスマット彫刻の特徴でもありますが、この彫刻は一木作りで、接ぎ木ではありません。中心部にある砂時計型の太鼓、そしてそれを取り囲む三面に、アスマットの生活が彫り込まれています。それらは: 戦闘楯面では:既婚の女性が一名、未婚の娘が2名。そして残虐にも、ワニに首を噛まれているリアルな表現の男が一名。さらに、ヘビに嘴(くちばし)を噛まれているカスワリが一羽。そして、アスマット民族の主食たるサゴ椰子を砕くための道具(石器無しの木製チョウナ)が一本。 ワニ&カスワリ面では:
首をワニに噛まれた男の胴体部分。カスワリに乗っている男一名。ワニの尻尾に噛みついているヘビ。未婚娘一名。戦闘用のヤリ一本。
石器&人物面では:
石器一本。カスワリに乗っている男。未婚娘3名。カスワリの嘴に噛みついているヘビ一匹。既婚女性一名。
アスマット民族にとって、大切な道具---例えば石器、そしてサゴ椰子砕き道具、そしてヤリ。そして恐ろしいものの代表例であるワニが描かれ、さらに森の主人公であるカスワリ(火喰鳥)が彫り込まれるなど、生活環境と生活思想とを余すところなく表現しています。
尚、アスマット彫刻に関しては『Asmat Art:Wood Carvings of Southwest New Guinea』(Periplus社刊)を参照されたい。宅急便による送料はこちらで負担いたします。展示終了に基づく、公開販売となります。展示時点での価格は¥450,000#でした。
インドネシア文化宮GBI=Graha Budaya Indonesia)は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。 インドネシア文化宮ブログサイト
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/